ママチャリのタイヤの空気を入れるためにダイソーで100円の自転車用空気入れを買ってためしてみたけど、うんともすんとも言わないらしい。
100均の自転車用空気入れってこんなものなのか。それともカミさんの力がないのか。
結果は100均の自転車用空気入れの限界があるってことと、本格的な空気入れを使っても入らず、その理由がなんとバルブ(虫)の劣化だったこと。
結末は、ダイソーで買った100円の自転車用バルブ(虫)に交換したら、あっさり解決。
100円の空気入れから始まった空気入れトラブルは自転車用の100円の虫で解決したというお話です。
ダイソーの自転車用100円空気入れを買うきっかけ
我が家のママチャリは買い物専用車。買い物はいつもカミさんなので、結局、タイヤの空気圧管理はカミさんの役目になっていました。
空気がないことに気づくのはいつも買い物に出かける時です。
マンションの駐輪場に置いてある自転車の空気を入れるために、いつも自室から大きな空気入れを持ち出し、自転車に空気を入れ終わるとまた自室に帰って空気入れを所定の位置にもどす。
この繰り返しにイライラするカミさんは、もうちょっとコンパクトな空気入れが欲しいと言い出す。
コンパクトな空気入れは入らんと思うよと答えつつ、ある日、ダイソーでこんなものを見つけました。
自転車用というか自転車にも使えるらしい空気入れ。
(画像はダイソーさんのHPからの引用です)
色は白もあります。
用途はこちらが主なんでしょうね。バルブがついています。
ダイソーの自転車用空気入れが固くで入らない
ダイソーの自転車用空気入れでタイヤに空気を入れてみよう。さっそくカミさんが試してみました。
「う、う、動かない、押せない、固くて動かない」
カミさんが自転車に空気を入れようとしてポンプを押すのだが、ポンプが固くて動かない!
ポンプが壊れたのか、力が無くなったのかわからないけどどうにかして!
ダイソーのポンプで家にあるゴムボールに空気を入れてみたが、すんなり入る。ポンプに異常はない。
「どれどれ、俺がやってみるか」
いやいや、確かにびくともしない。これってポンプのせいじゃないかも知れない。
パナレーサーの自転車用ポンプ入れを使ってみる
やっぱり100均の自転車用ポンプじゃだめなのかも。いつも使っている空気入れを使ってみることにした。
このポンプ、実はもう20年も使っていて、メーカーはパナレーサー。いつもママチャリの空気入れに使用してきた。
「え、固い、なぜ?このポンプも壊れたのか!」
このパナレーサー製空気入れで、先ほどのゴムボールに空気を入れてみた。すんなり入る。壊れていない。
とすると、原因はポンプ側ではなくバルブ側?
「まるで空気入れの先が塞がっているような感じ。シューって言わない」
前回まで空気を入れることが出来ていて、急にバルブが壊れるってあるのか。
とりあえずバルブを外してみることにしましたが、もし、バルブが壊れていたら交換しないといけないわけで、バルブが原因かどうかも不明なだけにちょっとしたトラブル感が漂った。
ダイソーで自転車用バルブとバルブキャップを買っておいたカミさん偉い
実はカミさんは自転車の空気が抜けているのを見て、バルブのキャップが無いせいだと思い、バルブキャップを買っておいたようだ。
しかも、ダイソーで自転車用100円ポンプを買った時に一緒に買っておいたらしい。
偉い!
しかし、バルブキャップだけって売っていなくてキャップと虫が一緒になっているものを買ってきた。
2本で100円。もったいないなーというが、実はこれが大正解だったのだ。
買った商品はこれ。ダイソーのHPからの引用です。人気商品なのと、店舗によってはおいていない可能性があります。サイクルショップで買うと1個で250円、2個で500円します。ダイソーの2個で100円はコスパ良すぎです。
中身はこれ。キャップ付き。というかキャップにバルブがついて来た。虫の部分は金属。
古い自転車用バルブを外してみる
ここで息子が登場。息子は大学時代にサイクリング部だったのでこういう時に頼りになる。
古いバルブを取り替えるためにバルブを固定している部品を手で回してみる。
すると、バルブから吹き出した青緑の液体がブシューっと飛び出して、バルブを持っている息子の手にべちゃーってくっついた。
「うわっ!」
と驚く息子だが、すかさず
「サビだわ、コレ」
そうだな、青緑はバルブの銅が腐食した色だ。水が溜まって腐食したんだろう。
それでバルブが目詰まりして空気が入らなかったってわけか。
しかし、あの青緑の液体の色がなんとも言えない。まるでビアンキの色そのもの。
ダイソーで買った自転車用虫を交換
幸いに汚れたのは手だけだったので、水ささっと洗ったらとれた。
バルブだけの腐食ならいいが、チューブまで交換だったりするとヤバいな。といいながら、ダイソーで買った虫と交換した。
しかし、なぜ虫っていうんだろうねって、虫に似ているからに決まっている。
昔ながらの虫、虫ゴムはこんな感じで細いゴムチューブがついている。
しかし、今どきのバルブはこのようにゴムチューブなし。
しかもキャップもついている。ダイソーなら100円。
これが実物です。ピンボケですみません。左側が錆びた虫。サビ具合はわかりますね。右側はダイソーの実質50円の虫。
この虫の材質は銅ではなく、チューブについている金属部分が銅なんですね。
その青い色がうっすらついています。
虫を替えたらあっさりとスコスコ空気が入る!カミさんでも楽勝
虫を替えてバルブに空気入れをセット!昔ならここで指に唾液をつけて空気が漏れていないかチェックするんだけど、今どきそんなことする人いないよね。自粛。
空気入れの取っ手を握り押し込むとあっさりとスコスコ入る。あまりに気持ちよくスコスコ空気が入るのでカミさん大喜び。
「筋力じゃなかった!」とよろんでポンプを上下させる。
バルブひとつでこんなに違うものかー。と家族で感心。
カミさんはパンパンになるまで空気を入れるが、指でタイヤを押すとだいたい、いい感じ。
「お疲れ様、では前のタイヤも見てみるか」
この時のタイヤは後輪だったので、前輪もチェックした。
また青緑の液体が飛び出てこないか恐る恐るだったが、前輪は大丈夫だった。
虫は定期的に交換しないとだめだね。ブリジストン製の自転車なのでタイヤもブリジストンでバルブもブリジストンだったと思うけど、錆びる時には錆びるもの。
20年前のパナレーサーの空気入れは今も健在だけど不満もある
うちのパナレーサーの空気入れは米式専用なのでママチャリに入れる時には英式のクリップが必要です。これが無くしそうで気になるのと、クリップが金属製なので錆にも注意が必要。
現在販売中のパナレーサーはクリップ不要でしかもゲージ付。エアゲージ付は必須ですね、ママチャリでも。
たった100円のダイソーの自転車用バルブで一件落着
空気入れはパナレーサー製で自転車はブリジストン製。そこにたった100円のダイソーのパーツでトラブルが解決するなんて面白いと思いました。
ダイソーのバルブの品質はどうかなという不安もあるけど、レース用の自転車に使うわけでもないし、虫は消耗品なのできっと大丈夫でしょう。
ダイソーのバルブが100円で、Amazonで買っても300円だから、きっとメーカーは同じかも。
もし、虫つきのキャップをカミさんが買っていなかったら解決しなかった今回のトラブル。
カミさんよくやったというか、ダイソーさん、キャップだけ売らなくて正解!
ダイソーの自転車用空気入れで試してみたら
ダイソーの空気入れでも入るかな?
バルブのトラブルだったから全く入らなかったダイソーの100円空気入れを試してみることにした。
タイヤに空気がパンパンに入った状態ではびくともしない。空気を少し抜いてみたがびくともしない。
「空気を全部抜かないとだめじゃない?」と息子がアドバイス。
もう一度入れる体力を考えるとイヤイヤだったが、全部抜いて試してみた。
「入る。たしかに入る」
空気は入っていくが、その量が少なすぎて乗れる状態になるまで30分くらいかかりそうな雰囲気。
入るには入るが、実用的ではなくて、空気がゼロでもこの状態だし、ある程度空気が入った状態だと固くて押せないので、レジャー用として使うというのが正解でしょう。
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